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2014年9月 6日 (土)

ブラック・レイン

伝統の文化を重んじる一方で、最新のハイテク技術を兼ね備えた国、日本。
ブレードランナーもそうだけど、リドリー・スコットは、そんな西洋文化と東洋文化が交わったカオスな光景が、大好きなんだろうなぁ。

やはり身近な場所が舞台の映画は、なんだかんだで感情移入しやすい
グリコのネオンが光る戎橋界隈や、歩道橋時代の心斎橋阪急梅田駅の旧コンコース神戸の元町
王道のハリウッドアクション映画に、うまい具合、日本のVシネマ、ヤクザ映画をミックスさせたって感じ。
ハリウッドでありがちな変な日本的描写も少ないし、ちゃんと主要キャスト以外も極力、日本人をキャスティングしているから、自然に見れます、ハイ。

ブドウ畑農場をバイクでチェイスするシーンは、バイクを馬に置き換えたら黒澤映画の影響なんかも感じられるなぁ。
あと主人公の相棒であるチャーリー:アンディ・ガルシアが、一匹狼的なニック:マイケル・ダグラス真面目一辺倒の松本警部補:高倉健との良き潤滑油になっているんだよねぇ。
道頓堀のクラブで、松本警部補を巻き込んでチャーリーが歌うシーンは、殺伐のした映画の中で一服の清涼剤になっているし。

そして、松田優作演じる佐藤徹底した悪役ぶり
不思議な事に、情というものを感じさせないんだよねぇ。
それこそ、劇中に語られているように「戦後日本人にもたらした個人主義が生み出したモンスター」を演じたのかもしれない。
対照的に、あくまでチーム、組織の中で生きる事にこだわる高倉健演じる松本警部補
最後の20分、そしてラストシーンで見せる表情が、ホントに何とも言えない。

あとは、アウトロー気味マイケル・ダグラスが良い。
どっちかというとエリートっぽい役柄の印象が強かっただけに、こういった荒々しい役の方が似合ってたのでは?
なんて思ってしまいました。

しかし、島木譲二も、ガッツ石松も、そして内田裕也も出演しているところが、リドリー・スコットのカオス感が出ているのでは?って感じてしまう。(笑)

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